
すべらない話 粗品 動画「新幹線のシート」
すべらない話 粗品 動画「新幹線のシート」
動画内容: 新幹線のシート
出演: 粗品
年: 2019
ストーリー(まとめ):
。。。
共演者
粗品。粗品。はい。
新大阪から品川まで新幹線乗ったんですけど、朝六時台ぐらいの早い新幹線で前日も深夜まで仕事してたんで、正直寝不足やったんですよ。新大阪品川間のこの二時間半ぐらいはぜひ寝たいなと思って乗ったんですよ。で、まあ指定席取りまして、チケット見ながら、ここかと。
粗品
でね、僕これ毎回言うようにしてるんですけど、後ろ振り返って「すいません、椅子倒していいですか?」。これは僕毎回言うようにしてるんです。別にこれ言わんでもまあいいじゃないですか。黙って倒してもまあまあ通るところ、僕はなんとなくこう気持ちがいいので、そういうの好きなんで、「椅子倒していいですか?」って毎回言うようにしてるんですよ。
粗品
で、まあ指定席で自分の席座って、後ろ見たらオバハンでね、「すいません、椅子倒していいですか?」って言ったんです。ほなオバハンが「ごめんなさい」って言ってきた。まさかの。あんま断らんけどな。
粗品
僕もそんなつもりなかったんで、「あ」とは言いながら前向いて、ちょっと待ってくれと。その夜行バスとかやったらわかるんですよ。ギチギチでね、前との距離が。新幹線の設計上、多少のリクライニング大丈夫じゃないですか。やっぱどうしても椅子は俺倒したいぞと思ったんです。で、寝たい。
粗品
で、やっぱこの新幹線倒さんかったら直角のままじゃないですか。あれちょっときついからちょっとでも倒したいなと思って。なんかもう一回聞いてみようと思ったんですよ。で、後ろ振り返って、さっきのオバハン。で、僕初めて言う感じでね。「すいません、椅子倒していいですか?」って言ったんですよ。
粗品
ほなオバハンが初めて言う感じで「ごめんなさい」って言ってきたんですよ。「おおっ」つって前向いて、これなんやと思って。ほんなら俺、最初から黙って倒しておけばよかったものの、二回断られてるんで、これ椅子倒しようないんですよね。もう俺倒されへんやんと思って。
粗品
でも椅子は倒したい。どうしようかな。なんやねん、このオバハンって思いながら。で、僕が思いついたんが、オバハンにバレへんように椅子倒したらええんちゃうかと思って。気づかれへんように倒そうと思って。で、私が考えたのが、そのめちゃくちゃゆっくり椅子を倒していく。あの、一分に一センチぐらいの。太陽と同じスピードで。
粗品
こうやってたらバレへんのちゃうかと思って。それやったんですよ。こうってゆっくり倒していって。ほな十分十五分ぐらい結構いけるぞ。結構倒れてきた。「あ、こんぐらいやったら寝れるわ」って時ぐらいに後ろから肩トントンってされて。「え?」って言ったら「ごめんなさい」って言ってきたんですよ。すごいなこいつって思って。
粗品
ほんでまたその振り返った時に一個確認できたんは、そのオバハンは椅子倒しとんすよ。やんちゃやな。こんな悪い人間がJRを使ってはいけない。私はそう思いまして。このオバハンどうしたのかなと思ってずっと考えてたんですよ。
粗品
でも椅子は倒したいし、めちゃくちゃやなって腹立ってきて。で、そうしてたらね、オバハンがトイレ行きよったんですよ。席立ったんですよ。「これ大チャンスやな。こん時に椅子倒さんわけにはいかへん。でもちょっと待てと。どうせまた椅子倒しても戻ってきた時に『倒してません、ごめんなさい』ってまた言われる」と。
粗品
どうしようかなと思って僕が思いついた名案が。隣空席やったんですけど、隣の座席も同じぐらい倒す。こうしたら相対的に見て倒れてへん感じが出ると。片方が直角で片方倒れてるから倒してるってなるけど、どっちも倒してたらちょっとだけバレへんのちゃうかと思って。どっちも倒したんですよ。
粗品
で、まあってそ知らぬふりして。ほなオバハンが帰ってきてね、僕の後ろ座るんですよ。緊張しますよね。何にも言われないんですよ。気づいてない。一緒に倒してるからね。僕勝ったわけですよ。俺ね。「やっと僕は寝れるわ」って思って。念願の睡眠。こううとうとしてたらね。
粗品
マネージャーから電話来て。「なんやこの朝早い時間にマネージャーが。怖いな」ちょっとデッキまで行って電話するんですよ。ほんなんか仕事のまた大事な話で。いや、それはこうしてこうしてこうしてくださいみたいなのがあって。で、電話切って席戻って睡眠試みてたんで、睡眠の続き。「あ、寝ようかな」と思って寝ようとしてたんです。
粗品
寝れへん。あれ?え?なんか寝れないですよ。俺の椅子戻ってんすよ。「椅子戻ってるやん」僕それ気づかんかったんですよ、帰った瞬間。これなんで気づかんかったか。隣の座席も戻ってたんですよ。俺の作戦間違ってなかったんや。いや、間違ってなかったらあらへん。
粗品
これ何して?いや。てかどんなオバハンやねんと思って。人が席立ってる時にわざわざ前の座席カチンカチンってやって戻してる。何こいつ。北条政子みたいなオバハンやなと思ったんです。尼将軍。すごさ。尼将軍やが。何やねん、このオバハンって思って。
粗品
俺はこのオバハンを成敗せなあかんなって思ってたら、名古屋に着いたんですよ。いや、俺もう何してんねん、俺言うて一時間弱寝れへんともう何してんねんって思ってたら、名古屋で乗ってきたサラリーマンが僕に声かけてきたんですよ。「お兄さん、そこ多分僕の席ですね」って言ってきて。
粗品
え?で、僕チケット確認したら確かに僕席間違えてたんですよ。それを指摘してきたサラリーマンに会話上おかしいですけど、僕「ありがとうございます」って訳わかんないこと言って。ね、オバハンから解放されるから。
粗品
十八やと思ってたんですけど、僕十六やったんですよ。東海道新幹線上り。若い数字の方が後ろなんです。十八じゃなくて十六ということは、僕二個後ろやったんですよ。ほんまは。これオバハンの一個後ろ。完全掌握やと。ここで大成敗を果たす。
粗品
そのオバハンをバッコン倒しとったから、俺どんな言葉でこいつを追い詰めてリクライニング戻したろうかなと思ってワクワクしながら荷物バッチリ持って後ろバーン振り返ったら、オバハン名古屋で降りてたんですよ。「お前どこ行くねん。お前名古屋に何の用事や。それは東京まで行けや」めっちゃ腹立って。
粗品
ね。しゃあないけど、その自分のとこ座って。オバハンも律儀にリクライニング戻して名古屋で降りてんすよ。「何しに名古屋にそんな朝から行くねん」と。俺は俺でリクライニング待望のバッコン倒して。ほんなら同じく名古屋で乗ってきた大学生の男の子みたいなんがオバハンが座ってた席に来たんですね。
粗品
ほんでその男の子が僕の方を見て、「ちょっと椅子倒していいですか?」って言ってきて。僕なんでかわかんないんですけど、「ごめんなさい」って言いましたね。
粗品
共演者
なんで?
なんか分かんないです。オバハンもそうやったんから。そうやったんかな。なんかそんなんがあったんかなって。そう思った。
粗品
共演者
だから北条政子のところだけは納得いかなかった。すごいなメンタルやなと思ったんですけど。
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